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2004年12月29日
王の息子、Joe
来季FA件を取得するHawks城島に対し、球団側は3年の複数年契約を提示したが、城島はこれを固辞。例年通り、王監督に習い「1年1年が勝負」と単年契約にこだわり、単年5億円+リーグ優勝を前提とする出来高5000万円の契約を結んだ。
「FAは(権利を)とってから考えます。ここをベースに考えるのがスジ。今の球団やファンに何の不満もないのがネック。常に来てほしいと思われる選手でありたいというのはあります」
言葉の端々にMLBへの大きな興味を垣間見せつつも、Hawksや福岡のファンへの愛着も示し、先ずはそこをベースにするのが「スジ」というあたり、実に周囲への目配りが利くというか、ファンとの絆に配慮してくれている、大切にしてもらった印象だ。
ただただ「MLBに行きたい」と駄々をこねる井川などとは大違い。
孫正義新オーナーは、「絶対に必要な選手だ!」とのメッセージとともに、城島残留のために3年20億以上もの契約を用意していたとも、来季契約には10年100億を用意するともいわれている。
福岡のファンにとって、その姿勢は嬉しい。
城島のような選手、幾らお金を積んでも代わりになる選手はいない。本人を手放さない。これ以外の選択肢、代替案はない。(ただし、お金だけではないことも孫オーナーには理解していただきたい)
小久保、村松、井口といった主力の流出に福岡のファンはうんざりしている。密室で何があったのか明らかになってはいないとは言え、この3人の残留説得が十分に誠意を尽くしたものであった、とはファンは思っていない。
是非とも、城島の流出阻止には誠心誠意、全力を注いで欲しい。そして、そのうえで、前述のように福岡のファンに心配りを見せ、思い悩みながらも、最終的にどうしてもMLBで挑戦してみたいという結論に本人が達してしまったなら、ファンとして複雑だが「初めて」仕方がないと思えるのではないだろうか。
【城島に聞く】
--単年契約の理由は
城島「いろんなことを言うと、いろんな波紋が出るんで、1年1年が勝負と思ってます」
--来年中にはFA権を取得するが
「ボクを説得するより、嫁さんが主導権を握っているんで、嫁さんと交渉してください」
--来季の目標は
「捕手なら、野球をやめるまで全試合、全イニング出場を目指したい。(ソフトバンクとしての)最初の年ということを大事にして、いいスタートを切りたい」
(会見後)
--複数年の提示を断ったのは
「王監督が『複数年はいけない』というので。球団代表は監督から複数年の許可も得ているといってましたけど」
--来年は王監督が説得する可能性もあるが
「監督に『残ってくれ』といわれたら、『ハイ』というしかない。“卑怯”です。監督とは交渉したくないですね」
王監督に『残ってくれ』といわれたら、『ハイ』というしかない。
漢やね、城島も。
実に気持ちのいい王の愛息子である。
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