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2005年01月09日
野球選手の年俸に思う
Hawks新垣の契約更改のニュースを見て思った。
ソフトバンク新垣渚投手(24)は9日、福岡市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、4500万円増の年俸8700万円で更改した。昨年12月24日にあった最初の交渉から700万円上積み。
前回提示額から700万円増。
何を今さら...なんだが、700万円といえばサラリーマンの年収に相当する額。それを一度、提示額に納得できない、として保留すれば得られるという非常に特殊な環境、その特殊性の意味とかって新垣に限らず選手達は何処まで感じとるんやろう。サラリーマンしたことなければ実感するのは無理なんだろうが、その認識、自覚がどこまであるんやろう。
年俸1億円突破が話題になったのが遠い昔のようだ。今じゃ主力クラスは当たり前。
その昔、球界で1000万円を越える収入をもらっていたのは、長嶋、王の2人ぐらい...という時代もあったと聞く。トッププレイヤーで1000万円超、ってことはサラリーマンと似たようなもん、ってとこか。
その頃と比べると、選手の待遇は格別によくなった。
若手でも1年結果を出せば2000~3000万円アップ。翌年も良ければそれが倍増。
さっきTVで観た、清原&佐々木の対談(TBS Jスポーツ )。
自分らの頃、新人は金がないから、試合後、先輩がメシ食いに行くのにくっついていった。そこでいろんなコトを教わったと。今は、逆指名ができてからはドラフト1位ルーキーのほうが自由になる金を持っとるから、誘っても来やせんと。
かといって、プロ野球の年俸水準が高すぎる、もっと下げなきゃ球界全体が潰れてしまう、といった論を展開するつもりはない。
今や、日本のプロ野球界だけで考えてもナンセンス。
MLBの存在。それを無視して球界改革を進めたって無意味だ。MLBに倣えというわけではない。ただ、もう普通に隣にある環境として無視はできないということだ。
その意味では、孫正義のメジャーに追いつけ追い越せ、年俸水準もメジャー並みに、という考えは全くの間違いではない。ただ、球界全体の収益構造が改められない環境のまま、ある球団単独で目指すのが危険、というだけだ。
ただし、新人や最低保障年俸はもっと下げたほうがいろんなメリットは多い気がする。
日本のプロ野球では、シーズンを通して殆ど2軍にいる選手でも、平気で800万円、1000万円といった10年以上働いたサラリーマン以上の年収を得ている選手が少なくない。
これはメジャーに倣ってもいいと思う。
そして、極端な話し、2軍落ちした時点で年俸額が変更になるような契約形態を取り入れてもいいと思うのだ。
来日する2A~3Aクラスの選手達。米国では、月10~20万円でレンタカーに相乗りして移動、食事は全てハンバーガーといった生活を強いられている。
また、2軍選手の年俸を落とし、その分、保有選手数を多くする、或いは枠を撤廃する。
下部組織の人数を拡大する、競争を激しくすることは決してマイナスではない。
保有枠撤廃により選手数が増えた分、ウェスタンリーグ、イースタンリーグだけではなく、社会人や倶楽部チームとの試合やリーグ戦、トーナメント戦などを増やすなど、野球界全体の底上げや底辺拡大に繋がる施策を考えて貰いたい。
選手の保有に関わる、ドラフトやFA、ポスティングなどの諸制度整備と併せて、そうした下部組織の在り方や収入といった部分にもメスを入れて欲しい。
そして、1軍に定着し、稼げるようになった選手達には、その金額はスペシャルなものだと自覚して貰いたい。
その年俸の何割かは、ファンが球場に足を運んだ費用、応援グッズや好きな選手のグッズを買った費用、CSや衛生などの有料放送に支払った費用なのだから。
それだけは忘れて欲しくない。
それで糧を得ているのが、プロ野球選手というものだ。
【追記】
ちなみに、TBS Jスポーツ 清原&佐々木の対談は来週第2弾があるそうで、飛び入りで王貞治が参加するらしい。王と清原といえば、清原の入団を巡る因縁があるが、どういった会話になるのか、ちと興味しんしんです。
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