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2005年01月25日

ドラフト制度見直し

25日、日本プロ野球組織(NPB)と日本プロ野球選手会が球界の諸問題を話し合う、プロ野球構造改革協議会の第1回会合が都内のホテルで開催された。
そのなかで、当面はドラフト改革を軸にFA資格取得の期間短縮や、国内外への移籍制度を再考し、年俸の抑制や球団の経営情報の開示など、球団経営の改善策を労使間で練ることなどを確認。
また、セ・リーグでのプレーオフ制度の導入、紛争解決や不正防止のための機関設立、放送権の一括管理の必要性なども話し合われたという。

ドラフト制度については、今秋での新制度導入を目指し、完全ウエーバー制など現行ドラフト制度見直しを視野に入れて議論していくことで合意したそうだ。

さあ、ここからが問題だ。

現行ドラフト制度自体もそう、またどういった形の新ドラフト制度を採用したとしても、各球団の利害は絶対に一致しない。現行の自由獲得枠ありのドラフト制度、Giants、Hawks、Tigers、Dragons、Lionsあたりは、実際少なからずメリットを享受している。
事実、第1回会合でも、完全ウエーバー制に対し、GiantsとHawks、Lionsなどが反対、Swallowsやオリックス(未だBuffaloesとは書き辛い)などが賛成との見解を述べるなど、12球団の意思統一の難しさが浮き彫りになったそうだ。

巨人清武代表が「競争がなくなる。獲得するために頑張るわけだから」とウエーバーに反対、裏金問題については不正防止のための監視機関などの設置を提案。
オリックス小泉社長は「パ球団は経営状態もよくない。競争も大事だが、共存共栄も考えてほしい。」と反論。
広島、西武は「完全ウエーバーには反対。その導入とFA期間短縮がメジャー流出を加速させ、外国人枠撤廃や選手枠拡大がないままでは、選手にも影響が出る。」
といった、バラバラの状態で、根本的な問題、「戦力は均衡させるべきか」、「共存共栄すべきか競争すべきか」という理念の議論にまでなったそうだ。

約2時間半の議論を終えた経営者側。
ロッテ瀬戸山代表 「はっきり言って前途多難。」
阪神野崎取締役 「問題は経営者側にあると言わざるを得ない。」 「実のある話をしないと。ファンもこの会議を見ていますから、責任を感じます。」
楽天井上取締役 「ウエーバーでは読売(巨人)とオリックスの対立になっていた。選手側と経営側の争いというより、この2球団でしたね。」

選手会。
ヤクルト宮本 「期待していたがガッカリ。向こうの意見がまとまっていないから話にならない。言いたいことを言っているだけに終わった。」
古田会長 「実行委員会もこんなん(紛糾の展開)なのかな、と思って見ていた。各球団の利害と一致していない。経営者の方の意見がまとまるのかな、という気はする。少なくとも理念を統一して話し合っていかなければ…。」 「選手会は方向性がほぼ固まっているが、NPBは球団間でかなりの温度差がある。」 「スカウト活動もあるし、決定が11月ギリギリではいけない。最後は数の多い方に決めるかなど、そういうところも詰めていかなければならない。」

当Blogでは既に何度も述べていることだが、現在のプロ野球機構、コミッショナーの在り方のなかで、改革を進めるには、何かにつけ12球団の意思統一が必要になる。そのために、各球団の目先の利害とは異なる大局的視点で、何がプロ野球の将来的発展のために重要か、理想を描きそれに近づけて行くべく第3者的に判断をする機関が必要だ。選手会には是非ともそこも議題として挙げて貰いたい。

もっとも、今までは、本来利害が異なるはずの12球団のなかで実際のところほとんど議論すらしたことがない。全て、読売の仰せのままに、右へ倣えだった。意義を唱える球団があっても、ナベツネのおなじみの恫喝「NPBを抜け新リーグ」に屈するのがお決まりだった。
その意味では、先ずは、やっとまともに議論が行われるようになったわけだ。利害の異なる12球団の意見をどう集約させていくのか、12球団の経営サイドのお手並み拝見である。

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投稿者 zetton05 : 2005年01月25日 22:30

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