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January 18, 2005
Joeに託す夢
MLBスプリングキャンプへの参加を希望している城島の周辺が騒がしい。
MLB数球団が興味を示すなか、先行していると伝えられていたMetsだが、ここにきて昨年86年ぶりにWorldSeriesを制したRedSoxが熱烈なアプローチだ。
今年2月のメジャーキャンプ参加を希望しているソフトバンク城島健司捕手(28)の派遣先候補として、昨年ワールドシリーズを制した大リーグ・レッドソックスが挙がっていることが17日、分かった。この日、角田雅司球団代表(52)が長崎・佐世保市内で自主トレを行っている城島と会談し、キャンプ参加の意思を確認した。また、チームにはレッドソックスが宮崎春季キャンプに数人のコーチ、若手選手を派遣したいとの要望が届いており、角田球団代表は「世界一のチームだし、こちらから向こうに勉強に行くこともあるだろう」と城島派遣の可能性を示唆。この日の話し合いで、城島にも角田代表からレッドソックスとの〝友好関係〟も伝えられた。
昨年、悲願のワールドチャンピオンに輝いたレッドソックスが今オフにも始まる城島争奪戦に向け、早くも布石を打ってきた。ソフトバンクによると、レ軍は宮崎・生目の杜(いきめのもり)運動公園で行われる春季キャンプに若手選手とコーチを派遣したいと打診。王監督は「問題ないと思う」と話しており、近日中に選手名や参加期間など、詳細が決定する見通しとなった。
派遣目的についてレ軍は、日本式の選手育成システムの視察と研究のためとしているが、この時期、急に派遣を打診してきた背景には、城島の存在があるのは想像に難くない。
なんと、Hawksの春季キャンプに、若手選手2名とコーチ1名を派遣したいとのこと。Hawks側も受けいれる意向だ。2週間程度の予定だという。
城島のスプリングキャンプへの誘いもそうだが、このオファー、時代は変わったものだ、と痛感させられる。お願いして来て貰うことはあっても、向こうから日本のキャンプに参加させたいという要望が届くとは。
以前も書いたように、Hawksは今後MLB移籍市場の人材の宝庫といってもいい。
RedSoxとは2001年に1年間の友好関係協定があったが、その後は特定の球団との業務提携もない。MLB球団にとっては、パイプを太くしておく価値の高い球団といえよう。
Hawks球団サイドは、基本的には城島本人の意志を尊重し、MLBキャンプ派遣の方向で検討するようだが、ICHIRO、中村ノリといった過去の例からいうとMLB移籍の可能性が高まる方向に作用しているだけに、ファンとしても、現場をあずかる王監督としても気が気ではないだろう。
城島自身は、昨年末、「王監督が説得する可能性もあるが」という問いに対し、
「監督に『残ってくれ』といわれたら、『ハイ』というしかない。」
とコメント。
その王監督は
「監督の立場としては(ホークスに)残ってほしい。ただ、野球OBとしては、捕手で(メジャーに)行った選手がいないという気持ちもある。」
と複雑な心境を吐露している。
キャッチャーというポジションを考えると、MLBに挑戦できる選手というのは、おそらく稀だろう。
城島の場合、守備では座ったままセカンドに送球できる肩の強さと送球モーションの速さを備え、打棒はキャッチャーうんぬん関係なしに文句なし。なんせ全日本の4番である。
しかも、28歳と若い。通常は高卒のキャッチャーが試合に出るまでには数年かかるが、城島の場合、チームの育てる方針もあり、高卒としては異例なほど早く1軍の試合に出始めた。つまり、(FA取得期間が短縮されていない)現段階では、これだけ完成されたキャッチャーが28歳という年齢でFA権を取得すること自体極めて珍しい、といえる。
そうしたいろんな要素を考えると、城島がMLBに挑戦しなければ、キャッチャーとしてMLBに挑戦する選手はしばらく出てこないのではないか、と思えてしまう。
仮に、MLB挑戦ということになれば、そりゃHawksにとっては、穴埋めしようのない本当に大きな大きな痛手だし、パ・リーグの灯、という意味でも損失は計り知れない。
Hawksファンとしても、パ・リーグファンとしても正直残って欲しい。そりゃいなくなったら嫌に決まってる。
だが、王貞治と城島健司、この二人のコメントを見ていると、そこまでお互いに思い合ってのことならば、どういう決断であろうと応援してやりたいとも思う。複雑な心境には違いないが...
もし、そういう結論になってしまったならば...
数年してケロッとした顔で日本球界に復帰した「ジョージ・マッケンジー」がこう語ってくれることを期待したい。
「ベースボールと野球? レベルの差ですか? ないですよ。そりゃ違いはありますけどね。もちろん凄い選手もいますよ。一握り。でも、チーム単位でみればパ・リーグの野球と大差ないですよ。少なくともHawksやLionsがメジャーのチームに負けるとは思いませんね。やっぱり。パ・リーグですよ。」
JoeのMLBへの夢、果たせるものなら、Joeにこんな夢を託したい。
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Comments
ほんと、城島も何年か経って戻ってきたらいいんですよ。
もちろん「メジャーでダメだったら日本に戻ればいい」みたいな
感覚では行ってほしくないですけど、もっと交流を活発にしてもいいと思います。
城島に限らず元気なうちに行って帰って来るにはFAの取得年数を
縮める必要があるし、別の方法だとレンタル移籍という話にもなるんでしょうが、
いろいろ考える時期にきてるんでしょうね。
でも、レッドソックスで正捕手取るのは至難の業ですね。
投稿者 ちょぴん : January 18, 2005 09:05 PM
そうですね。
選手がメジャーへ移籍するのが悲しいなんて思わないぐらい人材交流を活発にして欲しいですね。今のようなポスティングだとか、全盛期を過ぎてのFAとかで中途半端な状態は良くない。
早急に制度を整備して欲しいですね、本当に。
RedSoxはジェイソン・バリテックと4年契約を結んだばかり。しかもキャプテンに任命。城島獲得に動く可能性は極めて低く、派遣目的は、「日本式の選手育成システムの視察と研究のため」と「将来的にMLB移籍市場の人材の宝庫といってもいいHawksとのパイプ作り」でしょう。
ま、おもしろおかしく書きたてるのはスポーツマスコミの常ですが、必要以上にファンに不安感を与えるのはいかがなものかと思いますね。
投稿者 HiRO@zetton05 : January 19, 2005 01:26 AM