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2005年04月16日
韓国と日本
久々に野球以外の話題(苦笑)。
韓国語に強い興味を抱いている。
先日、3月末に韓国に行く機会があった。それは別段、私自身の興味とは関係なく仕事でのことだ。
韓国語の予備知識は殆どなかった、といっていい。知ってるのは、アンニョンハシム二カ、ぐらい。
ところがだ。
実際に韓国語に触れると実に似ている。もちろん、日本語に。
先ず、一番に理解出来るのが漢字語。
「アンニョンハシム二カ」漢字語を交えると「安寧にしていますか?」
「アンニョン」は「安寧」の韓国語読み。
同じく「ありがとうございます」を意味する「カムサハムニダ」の「カムサ」は「感謝」だ。
そのルーツを中国語に持つ漢字語の読み、その読み方における韓国語と日本語との相違は驚くべき程の規則性を持っている。ここで詳述すると一冊の本を書けそうなので避けるが、ホントに昔は同じだったものが少しずつ海に隔てられた地で微妙に異なる発音に変わった、というレベルのものだ。
ソウル市内にある山「南山」の韓国読みは「ナムサン」、「東大門」の読みは「トングデムン」、「南大門」は「ナムデムン」、といったものだ。
日本語では、距離の近い方から「こ」「そ」「あ」+場所を示す「~こ」、モノを示すには「~れ」、方向を示す「~っちのほうら」という組み合わせで、「ここ」「そこ」「あそこ」、「これ」「それ」「あれ」、「こちら」「そちら」「あちら」という法則性があるが、韓国語も同様に「イ」「ク」「チョ」+場所を示す語やモノを示す語、方向を示す語の組み合わせで出来ている。
また、日本語特有の助詞「て・に・を・は」なども韓国語にはあり、それを置き換えるだけで文章が成り立つ。
というか助詞に限らず、言葉の順番も含め、文法構造そのものが全く同じだといっていい。
つまり、1つの文章中の単語、それが名詞であろうと助詞であろうと動詞であろうと品詞であろうと、1つ1つの単語を韓国語に置き換えていけば韓国語の正しい文章が出来る。
知れば知るほど「外国語」とは思えない。「方言」の激しいもの、というレベルだろう。
数字の数え方にも、日本の「イチ、二、サン...」に該当する数え方が存在する一方で、「ひとつ、ふたつ、みっつ...」に該当する数え方もあるが、後者の韓国語「ハナ、トゥル、セッ...」の「ハナ」。
日本語で「初めから」の意で使う「ハナから」との一致は偶然か。
知れば知るほど、この似かたは尋常ではない、と思う。
この言語構造の共通性が、全く無関係なところから発生するとは考えにくい。
少なくとも、この2つの言語のルーツが同じだということに、ほぼ疑いの余地はないと思う。
海を隔てたことで、あるいは日本において朝鮮半島からの渡来人と日本の土着民族の融合によって生じた、いわば方言のような差異、それが徐々に拡大していった程度の違いでしかないように思われる。
民族、文化の固有なものの象徴といってもよい言語がそうであるならば、その両者が同じルーツを基にする民族であることはほぼ間違いないだろう。もちろん、他の血が混ざっていることは大前提としても。
もし、同じルーツをもち、かつては同じ文化から派生した両国民であるならば、竹島如きでいがみ合うのは悲しいことだ。
もちろん、歴史的背景があることは承知。日本が行った非道を否定する気もさらさらない。やったことはやったこととして素直に認めるべきだとも思う。
だが、その歴史を巡って未だに認識の相違や何だかんだともめることは不幸に思う。
歴史をたどれば、同じ日本国内でも、群雄割拠の時代には隣国に同様のこと、いや、もっと酷い行為が行われているし、韓国の歴史においてもかつては百済や新羅、高句麗といった異なる国が覇権を争った時期があり、その当時は同様のことが行われていたはずだ。海で隔てられたぶんだけ、その意識が過剰になっているのか。
そこにこだわり、いがみ合い続けるのは両国にとってマイナスにしかならない。
私は、U.S.A、Canada、あとは中近東のU.A.E、オマーン、クエート、シリア、といった国に行ったことがある。
だが、やはり韓国で改めた感じたのは、韓国という国は、あのハングル文字以外は、世界中の何処にもないほど殆ど日本と似たような文化、言語を持つ国だということ。
本来なら、最も親しく協力し合う関係になければならない存在ではないか。強くそう思っている。
韓国を訪れる日本人が「日本語か英語が通じるからそれでいい」と判断して韓国語を少しでも習得する姿勢を見せないのは傲慢だろう。対して、日本とビジネスをやろうという韓国人は日本語を学んでいる。
そこに、何処かで軽んじる意識が働いてはいまいか。それを敏感に韓国民は感じとり、だから歴史にこだわるのではないか。
日本でも、全く日本の言葉や文化に歩み寄る姿勢を示さない外国人と示す外国人がいれば、後者のほうに好感を抱くはずだ。
ビジネス会話ができなくとも、せめて簡単な挨拶や自己紹介が出来るくらいにはなろう。そう思った。
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Comments
韓国語に興味がおありですか。いいことですよ。お隣さんの国ですものね。ちょっとくらい知っておいて損はないでしょう。
ハングルは基本的に母音と子音を表わす記号のようなものの組み合わせでできています。まあ、文字は全て記号な分けですが、ハングルの場合はそういう傾向が強いです。その組み合わせで、基本の140字(母音10、子音14)を作ることが出来、母音は一つの文字に一つしか入りませんが、子音が3つまで入るので、3000字を超える文字数があるといわれています。
そんな韓国語を学ぶのに必要なテキストなど、ちょっとご紹介させてください。
「ハングル初歩の初歩」中村完著 大修館書店
(私が見た中では一番簡単なテキストです。これに加えて基本のハングル140字の表を最寄の図書館にあるテキストからコピーしておくと便利です)
「日韓・韓日小辞典」白帝社
日本語と韓国語との関わりに興味をお持ちなら・・・。
「日本語の起源(新版)」大野晋著 岩波新書
がいいでしょう。
投稿者 number8 : 2005年04月17日 14:11
number8さんは、韓国、韓国語にお詳しいんですね。
丁寧なご紹介、ありがとうございます。
この2週間ほど、韓国語や韓国文化に関する本を数冊買い込んで通勤中に読みふけっているところです。ご紹介いただいた本も早速読んでみます。
今後ともヨロシクお願いします。
投稿者 HiRO@zetton05 : 2005年04月18日 00:56