2005年07月02日
パナマのサムライ
嬉しいことを言ってくれる。
できれば日本で野球人生を終えたい。 そのために、文化や言葉も勉強した。そこで見つけたのが『サムライ』だった。あきらめず、最後まで戦う姿勢は共感が持てる。
大好きな日本で現役を終える覚悟を決めたズレータが、日本文化をインターネットなどで勉強するなかで見出した日本人の精神性の神髄"サムライ精神"。
何かを求めたときには自分を見失いやすい。まずは日々、できることをやるだけさ。その結果がチームの勝利につながればいい。
何事にも動ぜず平常心を保ち、あたかも澄んだ水面のような心のうちに秘めたる熱き魂。
今季はそれが打席に活きている。
今シーズン序盤に、判定に対し暴言を吐き退場。
そのとき、王貞治に言われた。
「キレるな。チームにとってマイナス。」
以降、打席で檄高することがなくなった。死球を受けても、顔色1つ変えない。
本人なりに、いろいろ考えて吸収していく様子が伺える。それがここまで目の当たりに見える助っ人も珍しい。いや、「日本で野球人生を終えたい」というズレータの心意気に敬意を表し、「助っ人」とは呼ぶまい。
毎打席後、メモをとり続け相手の配球を研究する。試合開始前に外野スタンド前でウォーミング・アップをしながら、おどけてみせファンと交流を図る。インターネットなどで日本文化や言葉を学び、「フクオカ、最高バイ!」と博多弁で盛り上げる。そして、病気の子供を前に感極まるズレータ。
パナマ工科大学を卒業したという知的な面と、その真面目さと、そして、その熱さと.....彼の見せる様々な側面を知れば知るほど好きになる。
王貞治は評していう。
ズレータは調子いい。すごいよな。相手の配球も研究しているのだろう。そういう読みがあるように見える。日本に来て3年目でいろいろ考えている。
ズレータの「サムライ」発言には、
3年もいればいろんな言葉や情報が入ってくる。アメリカなんかは技術やパワーを大事にするが、日本というかアジア、東洋は精神面を大事にする。
礼に始まり礼に終わる、というようにこちらは道(どう)として捕らえる面があるからね。彼らにも興味深いだろうし、いろんなことを知り、学んでいる。
このMarines2連戦でHRを放ったあとにベンチ前で見せた"サムライ"パフォーマンスは、自分なりに侍の心を表現したものらしい。
「サムライの象徴は刀だ。それを振り下ろす姿に母国パナマの誇る『パナマ運河』を合わせたんだ。」
チョップ、チョップ、パナマウンガー!
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