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2005年08月11日

[Hawks]

鷹党としては嬉しくもパ党としては複雑な勝利

Hawks 7 - 5 Lions

「情けない敵と戦って勝つ意味があるのか?」

思わず、そんな台詞を想い浮かべた。

昨日は夜遅かったので、今日、ゆっくりと録画を最初から観た。
普段なら、プロ野球ニュースや携帯のイニングメールでチェックして書くのだが、この対決はしっかり観て書きたかった。

今のLions、残念ながらもうかつてのLionsではない。
ミスが多い。守備にも、走塁にも。相手の僅かな隙をも逃さなかった、あの野球からはほど遠い。
ゲーム差を見ても1位Hawksとは23ゲーム。セの1位と6位の差は17ゲーム。普通なら断トツの最下位でもおかしくない。
昨年の壮絶なプレーオフを制し日本一となってからまだ1年も経っていないというのに。

だが、それでも、Hawks戦になれば自然と目の色を変えてきていた。
しかし、プレーオフ出場権を競う3位争いでズルズルと後退し、今季の残り試合を戦う目標すら見失いかけている。

そんなチームのなかで、今季、孤軍奮闘してきたのが松坂大輔だった。
ザルのような若手内野陣に苦言を呈し、例え援護が無くとも自らの投球でチームを引っ張ってきた。

だが、しかし、とうとうその松坂大輔の糸が切れかけている。
この日の松坂のピッチングを見てそう思った。

前回、福岡ドームでの対決。
「松坂のストレートを打て!」との王貞治の檄に見事に応え、真っ向勝負で3発を放った松中信彦。
松坂の性格を考えると、このリベンジに燃えないはずがない。

松中が「楽しみでしようがない。大輔がどんな球を投げてくるか。早く打席に立ちたいよ。」という松坂大輔との対決。パを代表する対決になりつつある。

だが、残念なことに、その期待に応えるだけの気迫、集中力を松坂大輔から感じることはできなかった。
前回、ストレートの真っ向勝負でことごとく敗れた。「熱くなるな」的な話しもあったかも知れない。が、そういう次元の話しでなく、物足りなさを感じた。

初回、2アウトから2ベースのバティスタを2塁において、いきなり迎えた松中との対決。
1-1からの3球目。膝元へ落ちる低めのフォークを上手く拾い、センター前へ。いきなり先制のタイムリー。
初球の高めのストレート、見せ球であることが見え見えの配球。勝負は変化球。素人目にもそう感じた2球目、それを裏づけるかのようにチェンジアップでストライク。
キャッチャー細川も辛かろうが、甘いと言わざるを得ない。

続く2回。先頭宮地にストレートのフォアボール。
続くカブレラには、ポンポンっと簡単に2ストライクをとって追い込みながら、ファールで粘られ2-2からの7球目、インコースのストレートを詰まらせながらもライト前へポトリと落ちる打球。これをワンバウンドで処理しようとしたライト高山がバウンド処理を誤り、後ろに逸らして2ベースにしてしまう。
最近の松坂はこういうのでキレてしまっている。
無死2、3塁。
ここで何故か松坂との相性は悪くない鳥越(松坂が手を抜いてる、なんて言っちゃイカンよ!)。
鳥越は追い込まれてからのストレートをずっとファールで粘るも、そのストレートの球威に圧され前に飛びそうにない。でも、ずっとファールにされて業を煮やしたか、ここでスライダー。それを見事に打ち返し、前進守備の右中間を抜く2点タイムリー2ベース!
この鳥越の2点タイムリーの時点で、勝ちを意識した鷹ブロガーも多いはず(笑)

4回、先頭ズレータ。高めのスライダーを空振りし2-2となった直後。外よりのストレートを狙いすまし弾丸ライナーでバックスクリーン横に飛び込む32号HR!

和田VS松坂の対決から予想される試合展開を裏切る、序盤での松坂からの4点リード。Hawksファンとしては嬉しいが...何処かに違和感を感じている自分がいる。これは、この展開は松坂VS鷹に期待するものではない。

対する和田。
結構粘られながらも、最近取り戻したキレがある。ランナーも出すが、このまま、大崩れせずにいけそうかにも思えたが...

5回、中島のタイムリー2ベースで1点を許すと、6回、片岡、フェルナンデスの連打で1点。和田にしてはやたらと投球間隔が長くテンポが悪い。そしてとにかく球数が多い。
と、思いきや、カブレラの初球!同点2ラン!
この場面のカブレラやろ?
ストライクから入るか、普通?......ボール球放っときゃそれだけで勝手にカッカしてくれるのに。
さらにさらに和田に逆転弾!
なんと序盤に失点を重ねた松坂よりも先にマウンドを降りてしまった。
...鳥越神話崩壊か?

逆転直後の7回、三塁側ベンチ前で円陣。
バティスタがいう。
「監督が粘っこい野球をやるんだと言ったんだ。自分も何としてもという気持ちだった。」
的場が前日そのバティスタから譲り受けた初ヒット記念のバットを折りながら3塁線への痛烈な2ベース。大村の送りバントで3塁へ。バティスタを打席に迎え、松坂のワイルドピッチ。とはいうものの、引っかかったのは間違いないがフォークのワンバウンド。投手としては止めて欲しい1球。割り切れない1点で同点。
これでもう、松坂の気持ちは完全に途切れてしまったか。バティスタに投じた甘いど真ん中の気持ちも何も入ってないスライダー。バティスタのレフトスタンドへの24号、勝ち越し弾。
松坂の途中KOによる降板は珍しい。

続いて、1点リードで迎えた8回2アウト。7回に同点劇を演出した的場に王貞治が。
「もう少し早いタイミングで結果をおそれずに思い切って打て。それで凡打なら仕方がない、と。あれで落ち着いて打席に立てた。」
正津の127km/hのスライダー。ダメ押しのHR。
「盆と正月と七夕とクリスマスと誕生日が、いっぺんに来た感じ。ボクもビックリしたけど、ファンもベンチもビックリしていたでしょ。」とは的場のヒーローインタビュー。

これで勝負あり。
8回、吉武が作ったピンチを三瀬がきっちり抑えて、9回は馬原。この前のLions戦では、落ちないフォークの多投で打たれただけに抑えたい。
んが、先頭赤田が完全にセンターの頭を抜く大飛球!
と思ったが、それを阻止する大村の大背走逆シングルキャッチ!!
無安打でも、これがある!!!素晴らしいっっっ!!!!!!!

これで馬原は完全に自分のペース。石井、フェルナンデスを連続三振でゲームセット!
70勝一番乗り。
でも、そんなことはどうでもいい。

シーズンも終盤に入ってのLions2連戦で2連勝。
うっしゃぁーーっっ!!!
...って、本来ならば握り拳で大いに喜ぶべき勝ちである。

だが...ワイルドピッチで相手に点を許すようなLionsに勝っても喜び半減。
松坂から悔しさが伝わってこない。今のウチはこんなもん。そんな諦めすら見てとれる。

あの憎たらしいまでに隙が無く、強い...高いレベルの走攻守を兼ね備えたLionsに勝って、勝ち越して優勝したい。そして地団駄踏んで悔しがって貰って、更に強くなって貰う。こっちも更にその上を目指す。
その高いレベルの争いを続けていきたい。それを続けることによって、さらにパ・リーグの野球を高いレベルに、それを目標に他球団のレベルをも引き上げて貰いたいのだ。
今のHawksはまさにそうして成長した。

せっかくMarinesも頑張っとるのに、そりゃないよ、Lions。
もっとパ・リーグ盛り上げようぜ。

...ってか、そのLionsに未だ負け越しとるのが腹立つ。

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投稿者 zetton05 : 2005年08月11日 22:07

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