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2005年09月23日
大きな1勝、大きな代償
Hawks 7 - 1 Marines
「(1軍に帯同した)この3試合、ずっとマウンドで投げているイメージを持っていた。」
この日、登板したHawksルーキー高橋秀聡はいう。
Marines相手に3連敗で今日負ければ1ゲーム差となるこのゲーム。ルーキー高橋秀の堂々としたピッチングに救われた。
この日、前日登板の田之上と一緒に、出ては打たれるフェリシアーノと佐藤誠もファーム落ち。そして...復活の篠原と岡本が1軍昇格!
そしてスタメンには、1番宗則、そして2番に柴原!
これ、これ。このオーダーを待っていた。
これが功を奏し、この二人で6安打。
1、2番コンビがこれだけ出塁すると、打線が面白いように活性化。
この時期、春から先発ローテーションを守ってきた投手は、皆、多少なりとも疲れて本来のキレがない。Marines先発清水直行もそう。だが、Hawks打線は今までその相手投手を打ち崩すチャンスを貰いながら拙攻を繰り返していた。
昨日までつっかえていたものを吐き出すかのように、初回から効果的に得点を重ねるHawks打線。
この3連戦当たっていなかった宮地が3号2ランを放つと、同じく凡打の山を築き続けたバティスタにも27号ソロ。ズレータにも39号ソロが飛び出す。
5回までに6得点を奪い、清水直行をマウンドから引きずり下ろす。
サイドスローから荒れ気味のスピードのあるボールとギュッと落ちる縦のスライダーを駆使して、Marines打線に的を絞らせない高橋秀。
僅か4安打に抑えるも6四死球。だが、この荒れ具合にバッターが踏み込めない。ファームでも、120回2/3を投げ67四死球。2イニングに一度は四死球を与えるその一方で、22イニング連続奪三振の新記録を樹立。
左打者のインコースにクロスラインで決まるスライダーに、面白いようにバットが空をきる。打ちにいった左打者の足下にギュッと落ちたスライダーが当たる。左打者は全くスライダーの軌道が見えていない。面白い。
マウンドでは、ランナーを背負いながら大胆不敵にニヤッと眼光鋭く微笑む場面が何度もあった。なんという強心臓。頼もしいルーキーだ。
そして今日のベンチワークも良かった。6回、この好投する高橋秀を5回2/3でスパッと替える。後を継いだ三瀬が初芝に死球、堀にも四球で満塁とすると、王監督自らマウンドに。
「思い切って、ど真ん中に投げろ。後ろには野手が守っている。野手を、チームを、信頼して投げろ。」といったらしいが、明らかに怒っていた。この叱咤が効いたか、結局三瀬が8回までを無失点。最終回、馬原も2安打を許しながらも無失点に抑えゲームセット。
負ければ1ゲーム差、勝てば3ゲーム差。この1勝は大きい。
これでMarinesとの今季の対戦成績も5分で終了。
試合後の初芝の引退セレモニーには震えた。
こんなに素晴らしい引退セレモニーをしてもらえる選手が何人いるだろうか?
だが、Mr.Marinesの一言に身が引き締まる。
「プレーオフ、シリーズを制す最後の夢が実現した後、バットを置きたい。」
最期のやり残した夢。叶えてやりたいが、そこだけは譲れない。
このゲーム、左脛に自打球を当て悶絶、そのまま的場と交代したJOH。
検査の結果は、左脛の骨折。全治2ヶ月。シーズン残り5試合、そしてプレーオフ、日本シリーズとJOH不在。だが、それで負けるわけにはいかない。
「城島がいないから負けた。」
そういわれるのは、ナインにとっても、JOHにとっても本望ではないはずだ。
きっと的場が上手くカバーしてくれる。打線は全員でカバーすればいい。それができるだけのチームなのだから。
泣いても笑っても残り5試合!
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