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2006年03月07日
ネアカ、のびのび、へこたれず
鷹の正捕手獲りに挑む的場が苦しんでいる。
やっぱり城島の穴は大きい?
正捕手育成の課題が浮き彫りになった。5日の巨人戦(福岡ヤフードーム)は今オープン戦最多失点となる1-9の完敗。フルマスクをかぶったポスト城島の一番手、ソフトバンク的場直樹捕手(28)の出場した試合(4試合)は防御率6・65と苦しいリードが続いている。投手陣の乱調もあったが、大石コーチは、眉間(みけん)にしわを寄せて話した。
「的場は打撃に関しても、守備に関しても、まだ物足りない。」
先発出場した3試合はすべて敗戦。的場がマスクをかぶったときの防御率は6.65。オープン戦8試合のチーム防御率3.55を大きく下回る数字だ。
「投手がいいときはだれでも抑える。投手の調子が悪いとき、いかに投手をリードして抑えるか。そこが課題。」
大石コーチも表情を曇らせた。
「自分がやらなければという気持ちは強いんですが…。自分自身、物足りなさを感じている。失点は自分のリードで防げる」と的場も歯がゆさを押し殺すように話すしかなかった。
城島の穴が大きいかって?
大きいに決まっとるやん!
そんなん当たり前!
はっきり言うけど、城島の穴が埋まるなんてことは期待してない。ネガティブな意味でなくて、巧守ともに、城島のような数十年に一度の不世出のキャッチャーを期待しても無理なのは分かりきっとるから。
昨年のプレーオフ。
的場は、脛を骨折して出場できなかった城島の代役を立派に果たした。...かに見えた。
だが、それはグランド上だけの話し。
キャッチャーの仕事はグランド上だけではない。その前の準備が大切だし、そこでどれだけやれたかが先ず勝負。試合中の臨機応変なリードは、あくまでもその上に成り立っている。
ピッチャーの球種はもちろん、対話をしながら性格までも把握、スコアラーによるデータの分析と実際にマスク越しに感じたことを照合するといった相手の分析、そして、シチュエーションに応じた配球の確認、シミュレーション。そこまで下準備として済ませておいた上で、グランド上で状況を見極めながら、相手の吐息に耳を澄ませて、ときには修正も加えながら瞬時に判断する。
昨年の的場の活躍は、言わば、その下準備を城島がやっていた上でのこと。
バッテリーミーティングに城島と共に参加し、城島という司令塔の目と頭脳による判断を加えられた情報をなぞっていたに過ぎない。つまり、試合前のキャッチャーとしての準備の大半、判断を求められる材料となる部分、試合で判断基準となる要素を自らの感覚で処理出来ていなかった筈だ。
城島健司というキャッチャーは、投手交代の判断においてもベンチから全幅の信頼を寄せられていた。そんなキャッチャーがこなしていた準備をも含めて、結果を求められているのだから、それは並大抵のことではない。
だが、慰めるつもりはない。
思い切り悩むがいい。悩めば悩んだ分だけ自分の財産となるはずだ。
起きてから寝るまで、いや、寝た後でさえ夢のなかででも、リードに悩み続けるがいい。人間が、その人生において飛躍するためには、ある時期にそうしたことも必要だ。
これを乗り越えずして、正捕手についたとしても、それは単に空いたポジションを与えられたに過ぎない。これで悩み苦しみ、潰れてしまうようなら、プロのキャッチャーとしては向いていなかった、と諦めるしかない。
悪いが、自分は的場一人を応援しているわけではない。
誰が鷹のホームを守っても応援するだろうし、より高いレベルの正捕手の誕生を願っている。
めげるな的場。後悔しないだけの準備をしろ。
そして、大野や領健や中西にとってはチャンスだ。
そういや、Hawksを福岡にもたらした故中内功オーナーの言葉に、こんなのがあったね。
ネアカ、のびのび、へこたれず。
プレッシャーを感じることが出来る環境自体を、歓びに感じてガンバレ!
若鷹たち!!
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