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2006年10月13日

[Hawks]

想い、願い、かなわず

Hawks 0 - 1 Fighters

またも、想いは届かなかった。

渾身の気迫の投球を魅せる和巳と八木の投げ合いで、9回表までスコアボードにゼロが並ぶ素晴らしいゲーム。
和巳は8回まで、散発4安打、一人も先頭打者の出塁を許さず、無四球。

9回裏、その和巳が、先頭の森本にストレートの四球を与えてしまう。

田中賢介に送られ、1塁が空いたところで小笠原を敬遠。セギノールを気迫の投球で三振。
稲葉の打球を仲澤が上手く回り込んで捕った瞬間、これで延長、とホッとしたのも束の間、2塁はセーフ。その間に森本が3塁を回っておりサヨナラのホームイン。

あっけない幕切れ。

2塁からの送球を受けた的場は、ホームベース上で天を仰ぎそのまま大の字に。
呆然とする信彦。宗の顔も強張っている。

マウンド上では、いつ如何なる時にも仁王立ちしてナインを鼓舞し続けてきたエースが膝を着いて崩れ落ちていた。
拡がる歓喜の輪のなかでマウンド上から動けないエースに、ズレータが、カブレラが肩を貸し抱きかかえるようにしてベンチに引き上げていく。帽子で顔を隠しながら嗚咽する和巳の姿に言葉がない。

Kazumi20061013107_l.jpg

投手四冠に輝きながら、プレーオフ1stステージの初戦では大輔と投げ合い、打線の援護無く1失点で沈む。そして、この日も。

でも、和巳がいたからここまで来れた。
この試合、和巳が投げたから、自分たちファンも納得できた。

年々主力選手の離脱に悩まされ、弱体化するチームにあって、選手会長として、エースとして、チームを、ナインを、ときにファンすらも鼓舞し続け、王監督のチーム離脱後は、より強い想いで王監督の胴上げを目指し、マウンドに仁王立ちし続けた斉藤和巳。
その和巳が号泣し崩れ落ちた姿に、彼が如何に多くのものを背負い込んで、チームのために絶対的な存在で有り続けんとしたのか、その胸の内に秘めたもの、そして、彼だけにしかわからない苦しみを、垣間見た気がするのは自分一人ではあるまい。

そう考えると、ホントに何もかも和巳におんぶに抱っこで、和巳もそれに応えるべく、自身の胸の内を一切表に出さずに気張ってきたんやね。

ホントにありがとう、和巳!
あなたは、我々、全ての鷹ファンの誇りです。


嗚呼、それにしても...鷹にとって、このプレーオフという峰の、かくも険しく高いものか!

昨年、一昨年は、4.5ゲーム差をつけての1位通過。1stステージを勝ち上がってきた2位チームの勢いの前に敗れ、今年は、1位から4.5ゲーム差の3位通過で、1stステージを史上初の3位チームとして勝ち上がり、逆の立場で戦うも三度敗退。

来年からは、セ・パ合同のポストシーズンゲームが導入され、1位通過=リーグ優勝という扱いに変わる。

その前に、何が何でも、一度は、このプレーオフ制度を乗り越えて、リーグ制覇を果たしたかった。それを目標に、球団、選手も首脳陣もフロントも、そしてファンも、一体となって戦ってきたシーズンだった。

その「想い、願い」はかなわなかった。

だが、これで、我々の「想い、願い」が終わるわけではない。それは、チームがある限り、来季以降も延々と追い求め続けるもの。
来季へ向けた新たな戦いは始まっている。




選手達、そして病室のベッドからも選手達を鼓舞し続けた王監督はもちろん、森脇監督代行、コーチ陣、全ての球団関係者、そしてファンの皆さん。
1年間にわたる熱き戦いのなかで、たくさんの夢と勇気と希望を貰いました。
1年間、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
少しの間、ゆっくりと身体を精神を休めて、そして、来季に向けた英気を養ってください。

私たちファンは、あなた達を心の底から誇りに思います!
胸を張って、福岡へ帰ってきてください。

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投稿者 zetton05 : 2006年10月13日 14:00

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Comments

斉藤投手、切なかったです。。
前を向いて歩いてくしかないですよね。

あたしも、もう次の目標に向かって
応援してます。

今度こそ、ホークスVSタイガースの日本シリーズを
再現したいです!!しちゃいます!!(笑)

投稿者 はるるん : 2006年10月13日 22:40

> はるるん さん

ありがとうございます。

もう気持ちの切り替えは出来ました。
我々、Hawksファンもあまりに多くのものを選手に背負わせすぎたのかも知れません。

前を向きましょう。
もう、来季に想いを馳せてます。

虎VS鷹対決、来季こそ実現しましょうね♪

投稿者 HiRO@zetton05 : 2006年10月14日 00:23

負けちゃいました、悔しかったですね・・・。
でもあの雰囲気の札幌ドームで日本ハムに立ちはだかった和巳、
最高にカッコ良かったです。
皆の想いを背負って、よくここまで戦ってくれた。
悔しさの次に襲われた感情は、選手への感謝とチームへの誇りでした。
一年間ありがとう、お疲れ様でした。

シーズン終盤に見せた日本ハムの快進撃、そして対照的なホークスの重苦しい雰囲気。
「日本ハムは野球を楽しんでいる。」
「ホークスには悲壮感が漂っている・・・。」
そんな記事を見るにつけ、意地になって
「シーズン1位通過でプレーオフ突破でないと満足できない」
という気持ちで応援してきた自分にも迷いがありました。
自分は選手に十字架を背負わせているだけなのではないか・・・。

一昨年の秋は悔しくても雪辱を期して前を向けた。
昨年の秋は城島の件もあり、気持ちの整理が出来なかったけど(笑)、意地を張った。
3年分の想いを背負って挑んだ今年、願いは叶いませんでした。

ファンの皆さんはどうなんでしょう。
もう十字架を降ろして、自由に羽ばたく鷹が見たい?
それとも4年分の想いを背負って、それを乗り越えないと気が済まない?

自分はやっぱり。。。でないとココロの底から前を向けないんですよ。
特に泣き崩れた和巳を見て、やっぱりこのままでは終われないなあって。
何よりも大好きなホークスの監督や選手の、4年分の笑顔が見たいからね。

さすがに一日もやもやしてましたけど、いまこの瞬間から来季に向けて前を向きます。
よっこらしょ。


投稿者 たみ : 2006年10月14日 01:26

> たみ さん

それ、自分も自問自答しました。

> 「日本ハムは野球を楽しんでいる。」
> 「ホークスには悲壮感が漂っている・・・。」

無理ですよ。愉しめって言われても。
過去2年の十字架は、ファンが背負わせたわけでも、選手達が自ら背負ったわけでもありません。
シーズン136試合を1位で終えながら優勝できなかったチームは日本プロ野球71年の歴史のなかで2004、2005年のHawksだけなんですから。その事実を、当事者の気持ちで真剣に受け止めていないから、「もっと愉しんで野球をすればいいのに」なんて無責任なことが軽々しく言えるんだと憤りを感じてました。

だから、それはもうどうしようもない、自分たちで越えていかねばならない壁なんです。自分はそう思ってます。

ただ、選手達は、何も言わなくともそうなりますから、ね。自分たちファンは、もう少し選手達に気楽にやれるようにしてあげられたのかも、とも思ったり...というのが上で述べたことなんです。

でも、信彦や和巳は、それをも自ら背負い込んで、なおかつ乗り越えていける選手たらんとしている。
自分たちファンも、そんな信彦や和巳だから必死に応援する。

そうして考えると、やっぱり、答えは必然的に決まってしまいます。
その一方で、Hawksは来季は紛れもなく「挑戦者」です。
これから出てくる若手には、そんなものを背負わなくてもいい、いや背負わせたくはない、という気持ちもあるんですよ。

でも、チームの「想い」の継承も、とても大事なことだったりします。
本当に大切なことは、大エース和巳が泣き崩れるくらいの大きな想い、その想いを若手も知って、それを継承し目指していくことかなって。

だから、何回でも、何十回でも、立ち上がって、それを乗り越えるまで、ただひたすらに挑戦し続けましょう。
選手達には、一時の休息を過ごして貰って、選手達がグランドに戻ってきたときには、ファンは選手達よりも元気に迎えてあげたいですよね。

投稿者 HiRO@zetton05 : 2006年10月14日 01:59

ある評論家も「ホークスは楽しそうじゃない。」と言っていたのを聞いて、立腹する一方で、自分もチームを追い込んでいるのかなと思う事がありました。カズミについては、20年以上見てきた、プロ野球であれほど、打ちひしがれた姿を見た事はありませんでしたし、このチームほど優勝を目指しているチームなど無かったのではないかと思います。
強がりではなく、新庄の言うような楽しむといった価値も大事だけど、少なくとも自分には楽しむ以上を価値観を与えてくれているホークスナインに強い魅力を感じます。私は高校野球が好きなのですが、あれに似た至上の感動があります。そんな純で素晴らしいチームをリアルタイムで観る事が出来る事に感謝です。

投稿者 王楽太陽 : 2006年10月14日 21:37

> 王楽太陽 さん

まさに仰るとおりですね。
プロ野球で、これほどピュアに優勝を目指しているチームなんて無かったでしょう。あんなに、崩れ落ちる姿を自分も観た記憶がありません。
近鉄の10.19とはまた異質の打ちひしがれように、ホントに言葉も出ませんでした。

三冠王がいて、投手四冠王がいて、その2人が両輪となってチームを引っ張るだけでなく、こんなにまで、ひたむきに優勝を目指して、監督の胴上げを目指して、必死になってチームのためにと戦っているチームなんて、プロチームで見た記憶がありません。

敗れはしました。が、こんなにまでピュアに野球に取り組む、このチームは最高の誇りです。
そして、幸い、信彦にせよ和巳にせよ、まだまだ現役です。
この誇らしいチームの歴史の続きを見守っていけるのも、またひとしおです。

また、来季以降もよろしくお願いします。

投稿者 HiRO@zetton05 : 2006年10月14日 23:35

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