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2007年06月24日
飛翔への序曲
6/23 Hawks 6 - 4 Dragons
8試合連続で本塁打がなく、ここまで貧打にも投手陣の粘りで何とか凌いできた、その投手陣にも疲れが見え、4連敗。タイムリー欠乏症に苦しむ、振りの鈍い打線に対し、練習の最中に王さんのポケットマネーを賞金に本塁打競争。
思い切りのいいスイングを取り戻し、かつ気分転換を図る、遊び心のあるいいアイデア。
交流戦はナゴヤドームでの2戦を残すのみ。
杉内、川上憲伸のエース対決。
Tigers戦、Giants戦と好投を続けながらも勝ち星に恵まれていない杉内。
その杉内が粘れない。
2回、簡単に2死をとってから3連打を浴び先制点を許すと、3回にも、先頭英智にヒットを許し、再三、警戒しながらも英智に簡単に盗塁を許し悪送球で3塁まで進めてしまう。福留にはインコースのストレートを繰り返し攻めタイムリーを打たれる。バッテリーの攻めにも疑問。
元Dragonsの田上がマスクを被るだけに、そのスローイングは分かっているだろう。その福留にも簡単に走られ、森野にはポテンヒットを打たれタイムリー。
3つのアウト全てを三振でとりながらも、3本の安打で2点を失うというちぐはぐな出来。
さらには4回。初スタメンの柳田にプロ初HRを許し4失点(!)
5回表の打順で代打を送られ、僅か4イニングでの降板。
5回の裏には、杉内に代わり来日初なるスタンドリッジがマウンドに。
2四球にボークなども交え、ややアップアップの初登板。でも、ま、地に足がついてない感じだったので、今後のピッチングは愉しみ。
一方のHawks打線。心配された多村は5番スタメン、信彦はスタメンから外れたまま。
3回、1死から杉内の2ベース、大村の連続ヒットで1、3塁、4回も2死ながらも2塁と、序盤、得点圏にランナーを送るも得点できず。
これまで好投を続けていた、チームで最も信頼できる杉内が4回でマウンドから消え、打線は相変わらず──この数試合の悪い流れは何ら変わっていない──。
しかも、相手は5連勝中の川上憲伸。序盤の4点が貧打の打線に重くのしかかる。
6回、先頭の本多が、高いバウンドのボテボテの打球。これを憲伸が捕って1塁へ──が、テイクバックしたところでボールが手をすっぽ抜け、1塁送球は「空振り」。内野安打。
続くは、ここまで全くタイミングがあってなく、この日2三振の宗則だったが、右中間を深々と破るタイムリー3ベース。1点を返すと、続く小久保がセンターの頭上を越えフェンスダイレクトの2ベース。2点差と迫る。
多村は三振に倒れ1死となるも、続く柴原はライト線一杯に落ちる2ベース。1点差。ここで田上の打順にスタンドリッジを入れていたため、代打に期待の吉本亮。
雰囲気がある。鳴り響く「鷹の道」。
高めに浮いたカットボールを右方向へ。ライト頭上を抜く2ベース。今季初ヒットにして初打点!同点!
この回、内野安打と3ベース、そして3本の2ベースを連ね、一気に同点として、なおも1死2塁。打席には松田。なおも鳴り響く「鷹の道」。
ファールで粘り2-1から低めに落ちるカーブ。
体勢を崩されながらも、右膝が地面につこうかというくらいに腰を落として上手くすくい上げライナー性の打球がレフトの頭上を越える──打球はそのままレフトスタンド最前列へスタンドイン!
一気に2点を勝ち越す松田の1号2ラン!
カーブに泳がされながらも、上手く溜めて打った一打。その下半身の粘りが素晴らしい。昨年は、こういったボールを綺麗に空振りしよったんよね。
なんと一気に6点を奪うビッグイニング。こんなのいつ以来やろ?
しかも、相手はあの憲伸。
この2点を、佐藤誠-ニコースキー-水田と継投で守り、8回2死で馬原を投入。必死の継投で逃げ切り、来日初登板のスタンドリッジに幸運な1勝目が転がり込む。
結局、打線が繋がったのは6回だけだったが、その1イニングの繋がり方が凄まじい。なかでも、吉本亮が同点タイムリー2ベース、松田が勝ち越し2ランと、一番打って欲しい2選手が、ここぞの場面で結果を残す。王監督待望のニューヒーロー。
吉本亮。松坂世代の全日本の主砲。ポジション的にサードかファーストくらいしか守れるところがないため、なかなか出場機会に恵まれないが、柔軟さとパンチ力を高い次元で兼ね備えたその打撃は魅力的。この手首の柔らかい使い方なんて、教えてできるもんじゃないもんね。
その吉本と、そのシャープなスイングに柔らかさと粘りを身につけた松田。
自分がもっともっと観たい2人の待望の活躍!
これを上手く勢いに乗る切っ掛けにしてくれるといいんやけどね。
幸い、まだ首位とは2ゲーム差。
さ、ここから、ここから。
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