« いよいよ | Main | 一時代の終焉 »

2008年03月07日

[Hawks]

開幕まで2週間

毎年、このくらいの時期が一番ワクワクする。開幕に向けての期待感がピークに達する感じ。

とはいえ、王監督が言うまでもなく、もう少し若手に出てきて欲しい。
MarinesやLionsは次から次へと若手が出てくるよね。ちょっと見ていて羨ましい。

だいたい監督が「フルスイングしろ」とか「ホームランを狙え」なんていうチーム、他にはないんやし、その環境で野球をできる幸せをかみしめて伸び伸びやって欲しいもの。

走る意識が出てきたのはいい。

もともと、走力的には走れる選手が多いのに、チーム全体に走る意欲に乏しかった感がある。
柔らかくなったフェンスもそれを助ける。
フェンス際を思い切って攻める守備も生まれるやろうし、オープン戦では長打も増えている。フェンス直撃のシングルヒットも福岡ドームでは多かった。それが長打になる。一歩先を狙う走塁と、グッと外野奥深くまでに伸びたプロの中継プレーによる3塁を巡る攻防。スピード感のあるスリリングなプレーがより多く見られるのは嬉しい限りだ。


そして、昨日。
杉内が、もういつ開幕してもいいような、いや、もういつプレーオフを戦ってもいいような、目を見張る文句なしの快投。
この日が開幕のちょうど2週前でもあり、登板間隔を考えれば、ほぼ開幕は既定路線ともいえるが、それに異論を挟む余地を与えない、凄まじいまでの圧巻のピッチング。

ポンッポンッと簡単に2ストライクに追い込むのに、そこから、2-2とか2-3のフルカウントにしてしまうケースが多かった、昨季までの杉内-山崎のバッテリー。
そのせいか杉内も球数が多くなりがちだったが、昨日は1イニング10球程度。
山崎とは「追い込んだら3球勝負」を確認しあっていたらしい。
そういや、昨秋、今まではほとんど首を振らなかった杉内が「今後は配球にも注文をつけていく」って宣言しとったしね。
投球にリズムがあって、もの凄く安心して観ていられた。

山崎も、杉内のこの快投を生んだ要因を、よくよく考え、次に繋げて自分のものにしてもらいたい。
テンポの良さとか、それによるバッター心理への影響とか、杉内の投じたボールの良さだけではないプラス要素も少なくないはず。

深く考えることなく、いつも1球外すのがNGなら、深く考えずにいつも3球勝負するのもNG。とにかく都度、必死に考えて考えて考え抜いて、結果がどうあろうと、自分はこの場面でこう考えた、と胸を張って言えるくらい悩み抜け。
必死さが必要なのはバッティングだけじゃない。


で、その前日。

Hawksのユニフォームで初の実戦マスクとなる的山。
その捕球技術に改めて感心した。この捕球技術は、近年のHawks捕手陣にはなかったものだ。JOHも含めてね(笑)

バタバタすることなく、ミットがスッと移動してピタッと止まる。変化球でもボールを追いかけるような無駄な動きがなく、ミットさばきが安定しているから、ボールが狙った通りに来ているように錯覚させる。実に美しい。
そして、外のボール気味の球に対しては、ミット本体を極力ストライクゾーンに残してミットのポケットより先で捕球し、少しでもストライクに見せる。それが実に自然でさりげない。

投手から見ても投げやすいに違いない。そして、見やすさや、コントロールに対する好印象を与えることで、微妙なコースでアンパイアの手が挙がるケースも増えるだろう。

ああ、いいキャッチャーだなぁ。

肩を見せる場面もなく、リードもじっくり見られたわけではないが、その捕球を数球見ただけで、改めてそう思った。

決して若手の教育係で来たわけではない。
その言葉通りの活躍を見せてくれれば、とにかく若手バッテリーがバタバタしとったこの2年間とは違う落ち着きを、バッテリーと打者を映すTV画面からも感じられるだろう。

こうして、若手と技術を誇るベテランの、よりハイレベルなポジション争いをシーズンを通して見せてもらいたいもの。

本当にそうなれば、Hawksのペナント奪回はグンと現実味を帯びてくるに違いない。

人気Blogランキング Blogランキングにご協力ください!
投稿者 zetton05 : 2008年03月07日 22:41

Trackbacks

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.zetton05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/2437

Comments

>だいたい監督が「フルスイングしろ」とか「ホームランを狙え」なんていうチーム、他にはないんやし、その環境で野球をできる幸せをかみしめて伸び伸びやって欲しいもの。

やっぱり、これですよね。「今の若手は、ヒットで満足している」と嘆く監督なんていません。この監督だから、大きく育った選手達がいるんですよね。どうしても、若手は、一軍に残りたいから、結果ばかりを追いかけてしまうんですよね。何度でも失敗して、一軍に辿り着ければ良いんだから、思い切りやって欲しいですね。あの松中だって、25歳くらいまで、エスカレーター生活を経験しているんだから。

私もホークスの未来を楽しめるブログを始めましたので、よろしかったら、のぞいてみてください。
http://naminoyukue.blog46.fc2.com/

投稿者 王楽太陽 : 2008年03月08日 22:31

お久しぶりです。
的山、うれしいですね。そういう捕手がいるというのは安心材料ですよ。打撃がもう少しよかったら、というのは贅沢でしょうか。

捕球技術の高さ、というのは投手王国の条件ですよね(かつての広島達川のように)。ミットをずらさないで外側のボールを取れるというのは相当な練習の賜物でしょう。それこそ「的」を大きく見せることができているわけで、特に若手投手の時には活躍してもらいたいですね。

後はパリーグ審判団のストライクゾーンがもう少し拡がれば…。

ただ、一つ不安に思うのは2001年日本シリーズで梨田監督が的山を使わなかった理由が「リードは古久保の方が安定している」ということだったことです。私は打撃戦を予想して、古久保よりは的山の方がまだいいと思っていたのですが。鳥越のようなびっくり箱の選手ですから。だから、リード面で少しだけ不安があるのです。

もっともホークスのほかの捕手よりははるかにいい、というのがつらいですがね。

投稿者 大番頭(元number8) : 2008年03月09日 03:57

ボクは的山に大いに注目してます。
もともと打てない捕手ばかりなんだから的山が頭がいいのではないかとも思っています。
起用法云々は別として、見本になる捕手の存在は数少ないですからね、これほどいい補強はないですよ。
ハムも何だかんだいって中嶋の存在は大きいです。
そんな存在になりうる補強なんじゃないでしょうか。

投稿者 ちゃばしら : 2008年03月11日 00:48

王楽太陽 さん

ね、アマチュアでもこんなこという監督、普通いないですよ。
Hawksの若手はこれ以上ないくらい幸せな環境にいます。
端から見れば容易にそう見えるんですけど、もがき苦しんでる当事者としては、なかなかそうも考えられんのでしょうけどね。

Blog、始められたんですね。更新楽しみにしてます♪

投稿者 HiRO@zetton05 : 2008年03月12日 01:21

大番頭(元number8) さん

ご無沙汰ですね。

あの捕球技術は良い手本です。
あの捕球を見て、どう感じ、何を考えるのか、それは各選手のセンスに委ねられている、といっても過言ではありません。
本人が何も感じないものを、周りが一生懸命さとしても一緒ですからね。だから、アレを見て自分の未熟さを感じない捕手がいたなら、もう辞めた方がいい。冷たいようですけど、それが本人のためです。

リードにしても、ファンには悪いですけど、今のHawks捕手陣の未熟さを考えれば…というところでしょうか。
それと、日本シリーズの場合、流れというものがあります。シーズン中、複数の捕手を併用していても、日本シリーズでは、第1戦で、データ通りで通用するか否かを確認し、次のゲームに繋げていく。そういう意味では、シーズン中、捕手を併用していても、日本シリーズでの捕手起用は別物と考えた方がよいと言えるでしょう。

とはいえ、この前、渚の投球を受けるときにはアップアップでしたけどね、的山(爆)
あんな、レベルの高い球を投げるのに、荒れっぱなしの投球なんて、受ける機会、普通はないですからね(笑)

投稿者 HiRO@zetton05 : 2008年03月12日 02:03

ちゃば ちゃん

そもそも、捕手の打力はオマケでいいんよね。
Hawksの場合、JOHが良かったし、その前も吉永がいたりして、妙にその理想を追っとる部分が、首脳陣にもファンにも見えるけど。
でも、そんなの追っかけてもしゃーない。

ホントに的山というのはいい補強をしたと思う。
ただ、それを活かすも殺すも、ベンチの考え方一つなんよね。
旨く使って欲しいけどね。

投稿者 HiRO@zetton05 : 2008年03月12日 02:12

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)