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2008年07月28日
笑うHONDAに福来たる
7/27 Marines 2-3x Hawks
初回、いきなり西岡の先頭打者ホームラン。
が、これで目が覚めたか、3者連続三振で和田が後続を断つ。
その裏、本多、宗則の連打、小久保の犠牲フライですかさず同点に。
和田と俊介の息詰まる投げ合い。
4回裏に、小久保、松田、長谷川の3連打で1死満塁のチャンスを迎えるも得点ならず。
俊介のカーブは本当に嫌らしい。真っ直ぐと軌道が大して違わない遅球。この魔球の作り出す緩急は、打者にとっては本当に厄介な代物だ。
同点のまま迎えた8回表。和田が先頭西岡に四球を与え、送りバントと1ゴロで2死3塁となって里崎にレフト前タイムリーを浴びてしまう。
試合終盤、均衡を破る得点がMarinesに。痛い失点。
試合の流れを考えると、すかさず最低でも同点にしておきたいHawksは、8回裏の先頭で代打の切り札大村。が、その大村が遊直に打ちとられ、三者凡退。
この日の俊介から1点を奪うのは至難の業。
9回裏、先頭の信彦がセンターフライに倒れる。1死となって小久保。俊介の見送ればボールかという低めのボール。打球がセンターバックスクリーンの右端に弾む。18号同点弾!
敗色濃厚な土壇場での値千金の一発!
同点に追いつき、10回表のマウンドにも和田。が、先頭の大塚に2ベースを浴び1死3塁のピンチを迎えるもここを凌ぐと、11回には同点で馬原が登板。12回は高橋秀にリレー、2死1塁で左の根本の場面で、左の陽にスイッチ。Marinesは根本に代え掘を代打に起用。陽がその堀に死球を与え、2死1-2塁として福浦を迎えるも遊ゴロに切ってとる。この日は福浦がブレーキ。
12回裏。先頭長谷川がヒットで出塁。明石が送り、高谷が四球。辻は止めようとしたバットに当ててしまう中途半端な投ゴロ、が、3塁がベースに入れず1塁へ送球して2死2-3塁。
打てばサヨナラ。打てなければ引き分け。いずれにせよ最後の打者。(厳密には四死球もありそうとは限らんが)
打席には本多。
その本多が笑っている。笑って打席に立っている。
本人曰く「緊張しすぎて笑いが出てきた。こんなの初めてです…」らしいが、これは相手投手にとってはもの凄く嫌に違いない。
この緊迫した場面を愉しんでいる、そんな余裕を感じさせる。ただでさえ、この回、相手チームに勝ちはない、負けるか、引き分けるかの展開。
カウント2-2と追い込まれ、「次はフォークか、真っすぐか、と思ったけど、振ると決めた」。
外の高め、見送ればボールになる真っ直ぐを振り抜くと打球はレフト前へ。
サヨナラ!
今季、守備でも打撃でも新たな境地を開きつつある本多。修羅場を経験し、それをこうやって乗り越えていくことで、精神的にもよりタフな選手へと成長を遂げつつある。
それにしても、劇的な勝利。
8回に1-1の均衡を破られ、万事休すかと思われた9回裏1死から小久保の本塁打で同点。そして、12回裏のサヨナラ劇。
サヨナラ勝ちは今季9度目、逆転勝ちは30回目、いずれも12球団最多だそうだ。
本当はもっと安定した先行逃げ切りの勝利を首脳陣は望んでいるだろう。おそらく、多くのファンもそう。
だが、若いチームが勝てるチームへと変貌を遂げる過程では、こういう競った展開や負けに等しい展開から粘り強く勝ちを拾っていく、それを積み重ねていくのが一番のクスリだ。
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