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2009年01月08日

[Hawks]

井口の日本球界復帰の可能性に想う

Philliesを自由契約になった井口がMarinesから良いオファーをもらったようだ。

MLBからの条件提示を待っている状態で、まだ日本球界復帰が決まったわけではないにせよ、そうなった際、最も有力な候補がMarinesとなったようだ。

Hawksは、本多がセカンドで成長しつつありポジションが重なるため獲得には動かぬ模様。

また、当時の高塚球団社長との密約により自由契約となってHawksを出た経緯もあり、また、今や本多もいる、ということで、Hawksファンの間でも井口獲得に前向きな意見はあまり見ない。

本人も、先ず2塁レギュラーポジションの確約を求めているというし、もともと東京出身のため在京希望という話も漏れ伝わる。

が、個人的な想いとしては、守備を考えても攻撃を考えても、獲れる可能性があるなら獲りにいって損はないと思う。

もちろん、本人が希望する「2塁レギュラーの確約」はネックにはなろう。が、それも他の条件と優先順位の問題で解決できることだってあろう。先ずは、取り敢えずでも、獲りにいく姿勢で交渉してみればいいのに、と思ってしまう。


というのも、本多や宗則のファンには申し訳ないが、自分は今のHawksの二遊間をまだ盤石とは思っていない。

確かに、本多の成長ぶりは素晴らしい。
入団当時はバットが下から出て速球についていけなかったのが、新井さんのおかげか、そのクセも直り、一皮剥けた感がある。(高谷はまだバットが下から出とるけどね…)
そして、昨季、何度その素晴らしい守備で「抜けた」当たりを好捕してくれたことか。

が、その一方で、昨季球場で良く目にしたのが…ゲッツーと思った打球でゲッツーがとれない場面。
昨季序盤は肩を痛めた影響もあり、特にそれが顕著だったが、根本的に肩が弱い、というより身体の強さが足りないというべきか。
セカンドはショートゴロゲッツーの際、2塁ベースに入る動きと1塁ベースに投げる動きの方向がまるっきり違う。そのため2塁ベースカバーの動きから身体を反転させて1塁に送球する必要があるのだが、そこが弱い。本多のファーストへの送球が本塁側に流れてしまいファーストでアウトが獲れないシーンは、シーズンを通して幾度となく目にした。

加えて、本多-宗則のコンビネーションが良くない。
特に2塁ベースに近い打球のゲッツーのシーンで、自分でベースに入るのか、相手にトスをするのか、必ず2人で見合う間があってプレーがワンテンポ遅れるのだ。
あ・うんの呼吸というか、お互いの暗黙のコンセンサスが形成されていない様子が、プレーからありありと窺える。
これはもう徹底して2人で息を合わせる、相手を見ずとも相手が何処でどう動いているのかわかるくらいまで練習を重ねて欲しいところ。
(少し話題がそれるが、試合でのプレーだけを観た限りでは、Hawksには、どうも個々の能力アップに割く時間が多く、連係プレーの練習には余り時間をかけていない印象がある。)

しかも、残念ながら、この2人がフルシーズン揃った状態での活躍は未だ見ていない。必ずどちらかがどこかで欠ける。宗則もシーズンを通して万全であったことがない。

さらにいえば、ショートは今の宗則で盤石か?
宗則が非常に意識の高い良い選手であることは間違いないが、次なる黄金時代をのぞむなら、もっと高いレベルを要求したい。
第2回WBCの候補として、宗則が選出されて西岡が入っていないが、自分は客観的に見て、今の宗則よりも西岡のほうがショートとしての守備の質が高いと思っている。


そうして考えると、これから先の3年なり5年を考えたときに、今の本多-宗則の二遊間はまだまだだと思ってしまうのだ。

かつて、若手の成長を促すためにバティスタとの契約を打ち切り、3塁のポジションを空けたことがあった。
が、基本的に、ポジションは与えるものではない。奪うものだ。

高い次元でのチーム内競争を促し、彼らをもっと高いレベルの二遊間に成長させるためにも、かつての黄金期を知る井口の獲得はもってこいだと思う。


攻撃面を考えればなおさらだ。

この数年、信彦が苦しんでいる。
心ないファンがクソミソにけなすが、この数年のチーム状況の変遷を考えれば、打撃成績が落ちるのも無理からぬこと。野球は一人でやるものではない。

井口が去り、JOHが去り、さらにはズレータも去ったHawksで4番を張り続けた信彦。その後ろ、5番にJOHが、6番にズレータがいれば、相手バッテリーにとっては塁に出すことすら許されないのだが、その頃とはまるで違う。
その前後を打つ打者と信彦の力の差がこれだけ歴然とあれば、相手バッテリーにすれば信彦にさえ打たれなければ良い。必然的に、信彦への配球は歩かせても全然OKというものに。信彦自身もどうしても早いカウントから積極的にいきにくくなる。
小久保が戻ってきたが、調子が上がってこない。また、松田が成長著しいとはいえ、まだまだ。過渡期の今のHawksにあって、信彦の前後を打たせる打者として獲得しても全く損はなかろう。

井口がシーズンを通して活躍すれば、3割、20本、80-100打点、20-30盗塁程度は期待できる。若手が育ってきているとはいえ、正直、まだまだそのレベルにはほど遠い。
本多が育ちつつあるから不要という意見も多いが、本多にこれに匹敵する長打力も含めた打撃能力を期待するのか。

今のチームの攻撃面で深刻なのは得点力不足。
これについては、またいずれ別エントリーで詳述するつもりだが、実は昨季のHawksは1点を奪うのに2.39本のヒットを要している。これはリーグワーストで、トップのLionsは1.87本のヒットで1点を奪っている。
ここから考えられる足りない要素は、長打力、タイムリーを打てる勝負強さ、少ないヒットで点を獲るための走塁、といったところ。
そのいずれもが、井口が高いレベルで備えている能力といってもいい。

昨季、何が足りなかったのか、きちんと考えれば、当たるかどうかもわからないヘタな外国人を補強するよりも、よっぽど良い補強のはずだ。

ましてや、チームは昨季最下位に沈み、変革が迫られているとき。
その最下位になったメンバーに有力レギュラー候補がいるからと補強を考えもしない姿勢にはやや疑問だ。(もちろん、滅多やたらな補強をしろ、というつもりはサラサラない)


あのリストの強さからくるスローイングに右へもデカいのが打てるパンチ力。その身体能力、身体の強さは図抜けている。(比して、今のHawksの選手達のなんと小ぶりなことか…)

そして何よりも、他の打者が打てない展開を「おいしい」と思えるメンタリティ、そのキャラクターこそ、今のHawksになくてはならないものだと思えるのだが。

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投稿者 zetton05 : 2009年01月08日 21:12

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Comments

無断でこちらのブログをリンクさせて頂いていたエントリにTBいただきありがとうございました。

今日の日刊に本多が井口を意識している旨の記事がありましたが、小久保がホークスに帰ってくると決まったときの松田のように、超えなければ出られないという状況を作った方がより強い刺激となって将来的によかったと思えるのではないかと感じてました。

バティスタの解雇ということもありましたね。そのバティスタと比べれば遥かに確実でお得な補強にもなったのではないかとも思います。

また、本多の守備は打球への反応は素晴らしいと思うのですが、苦しい体勢でもスナップスローで封殺というのができればなぁと思うことがしばしば。踏ん張って投げたいからか打球を待っている場面もあったりと、どちらかというと横や後ろより前に出るほうに難があるようにも。
とはいえ、本多にも期待してるので、更なる成長を望んでいるわけですが、どうも固定されるとこれまで同様レギュラーとそれ以外の差が大きくなりそうなところも気になるんですよね。

投稿者 pixy天邪鬼 : 2009年01月23日 01:36

無断のリンクになんてお気になさらず、どうぞご自由に。こちらこそ紹介いただいて感謝しております。

結局、Marinesに決まってしまいました。
改めて考えても勿体ない(苦笑)
決まってしまったものは仕方ありませんが…

本文中にも書いたように、今のHawksに足りない、長打力や勝負強さ、走塁能力といったものを非常に高い次元で兼ね備えているのが井口です。
その点だけでも、外国人補強より余程良い補強になったはず。

で、あの守備能力ですからね。
ご指摘の本多の難点、まさに求められるのは井口のスナップスローなんですよね。
本多本人が意識してくれているのはまだマシとしても、ポジションを安堵するかのような消極的な補強方針には疑問です。

ま、とにかく、セカンドの本多や3番候補松田には、球団の期待を意気に感じて切磋琢磨して欲しいものですね。
「やっぱり、井口を獲っときゃ良かった」なんて言わせんように。

それにしても、井口と西岡で構成されるMarinesの二遊間、打線も1番に西岡、3番に井口、考えただけでも嫌な相手です(苦笑)

投稿者 HiRO@zetton05 : 2009年01月27日 13:36

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