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2009年08月30日

[Hawks]

打席に入る前からが勝負

8/28 Hawks ● 1-3 ○ Fighters
8/29 Hawks ● 3-5 ○ Fighters

このところずっと、ちゃんと1試合を通して観れていないのだが…

ここ数シーズン、毎年毎年シーズン終盤に同じような状況を見続けている。
Hawksというチームの問題は考えていた以上に根深いかもしれない。


貧打といってしまえばそれまで。
故障者の多さに悩まされているとはいえ、レギュラークラスと若手との実力差の開きも大きい。何が違うのか。
その貧打の要因が何処にあるのか、ベンチも各選手も突き詰めて考えてみて欲しい。


狙い球を絞ることなく、ただただ漫然と打席に立っている感のあるHawksの打者達。
比して、Fightersの打者達は、ここぞの場面で狙い球を絞ってきているのは明らかだ。

打たれた要因として、打者の一番近くにいる田上がそれを読み取れていたか、という部分も気になるが、こと攻撃において「あと一本」が出ない、その大きな要因となってはないか。


現代野球において、対戦相手のデータの収集・活用が重要なのは言うに及ばず。
ただ、王監督時代末期から再三指摘してきたように、ことHawksにおいては、それが何処までできているのか疑念を抱かざるを得ない。

Hawksというチームは王監督の影響が強く、鍛え抜かれ、秀でた個の力を和して勝つ、そんなチームカラーが強い。

だが、西武黄金時代や野村ID野球然り、近代野球における事前のデータ収集・分析・活用の重要性は、この数年、日本シリーズを制したチームのベンチの光景にも表れている。

Fightersの野球にそのインテリジェンスを感じるのは言うに及ばず、MarinesにせよLionsにせよ、相手の投手交代の際のベンチ内の選手達の様子に着目してみて欲しい。選手同士やコーチとの間で、登板する投手のデータを参照しながら傾向と対策について二言三言交わす光景が見られる。
余り一般には評判の良くない大久保前Lions打撃コーチではあったが、相手投手の投球練習中に打順が廻って来るであろう打者達が大久保コーチを囲んで配球チャートをチェックする光景を、昨シーズンは幾度となく目にした。(理由はそれだけではなかろうが、今季のLionsの低迷と無関係ではないと見る。)
残念ながら、Hawksベンチで同様の光景を見た記憶はない。(最近、ゲームをフルにちゃんと見れていない。もしそのような光景があるならご容赦を。)
王監督時代には、ゲームのポイントとなる場面で、打席に向かう打者に声をかける王さんの姿もあったが、どちらかというと心構え的な内容だったようだし、秋山新体制になってからはそれもない。


今季、秋山Hawksの船出に際し、データ収集・分析の強化とともに、それまで試合前の全体ミーティングでやっていた相手投手への「傾向と対策」を各選手個別に行うなど、西武のきめ細やかな野球を知る秋山幸二らしい改革が報じられてはいた。

もちろん、それは今でもやっているだろうし、データも都度更新されたものが提供されているだろう。

問題は、それを各選手がどこまで消化できているか、そして徹底できているか。

交流戦では13の貯金を作ったHawks。だが、対パ・リーグ球団に関しては未だ借金2。
対戦の少ないセ球団との戦いに、チームの本来のポテンシャルの高さを感じると同時に、対戦の多いパ球団との対戦成績の悪さに、データ活用の貧弱さが表れているような気がしてならないのだ。


よくいわれるように、野球は準備のスポーツ。
守備についていれば、次に起こりうるプレーを複数想定し、それに備える。
攻撃においてもそれは同じ。
とにかく、準備段階で想定していない状況に対しては咄嗟に対処できない。
つまりは、準備段階でどこまで多くのケースを想定できていたのかが大切だ。

これを打撃に置き換えて考えてみよう。
打席の中で配球を考えるのはもちろん、ネクストバッターズサークルでの過ごし方、そしてベンチの中での過ごし方、というものもある。
ベンチの中から、相手バッテリーのその日の攻め方、配球の傾向を眺め、試合前に確認した今までの自分への攻め方を参考にしながら、自分への配球を予想する。そして、どうやってその攻めを打ち崩すのかを考える。
そうした準備は、試合中、常に行っていなければならない。

スタメンの選手もベンチに控える選手もそこは変わらない。

代打が予想されるのであれば、ベンチで試合展開を見据えながら、自分が出るならどういう場面か、そのときの相手投手は誰か、今日の捕手の配球の傾向とともに考えておく。具体的な狙い球やコースをイメージした素振りもできる。

その積み重ねこそが、一流と二流を分けるポイントの一つになると思う。

仮に良い結果が出なかったとしても、そうした事前の準備ができたうえでの失敗ならば、その要因も探りやすい。「読み違い」なのか、「打ち損ない」なのか、その原因は何か、遡って突き詰めることができる。
そうした、来るべきときへの準備や直前の準備を、繰り返し、繰り返し積み重ねるプロセスを経て出した結果は、決して偶然の産物ではない。
が、そうした準備なく漫然と臨んだのでは、失敗しても「運が悪かった」で終わってしまい、結局そこから得るものは何も残らない。例え、良い結果が出たとしても、それはただの「偶然の産物」かもしれないのだ。

野球に限らず、一流になれるか否かは、一つのことに対し、どれだけ真剣に考える時間を多く持てるか、そこにかかっている、といっても過言ではないだろう。



最後に、宗の暴走に敢えて苦言。
暴走と好走塁は紙一重。とはいうものの、少し焦りすぎ。冷静な判断に欠けている。
宗はもはやチームの中堅、中心プレーヤ。その宗の焦りはベンチを浮き足立たせることにも繋がりかねない。こと走塁に関しては任されているだけに、精度の高い判断を期待したい。
正直、宗には厳しいことを言うが…
出てきた当初の期待度に比べ、守備にせよ打撃にせよ、ちょっと成長が遅いように感じる。
一流プレーヤーの仲間入りできるか、凡庸な選手で終わるか、正念場やぞ、宗。

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投稿者 zetton05 : 2009年08月30日 10:50

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Comments

頭が整理された気がします。
感じていてはいても、文字にする作業というのは難しいですね。ま、私の頭が整理されてもホークスの役には立たないのですが…。

今日も勝つには勝ちましたが、なぜそのカウントで?と思うようなところで牽制死が出たりと、まだまだ選手の頭は整理し切れてないことが多いように思います。
映像をPCで観ながら、ラジオを聞いていて昨日思いましたが、誰か白井さんのようなコーチはいないもんですかね?仰ってることはHiROさんが書かれていることに近く、悉くその状況において必要なことを指摘されていました。
どうもベンチが映ってもコーチは腕組みして見ているだけに思えてならないんです。選手がいっぱいいっぱいなら、少しでも頭を整理させて送り出してほしいんですけどね。

投稿者 pixy天邪鬼 : 2009年08月30日 20:21

pixy天邪鬼 さん

毎度どーもです。

白井さんの解説でしたか。
いいですね、聴いてみたかったです。
白井さんのブログ、結構読んで「フンフン、なるほど」と納得させられることも多いので、解説も面白そうですね。

白井さんのようなコーチ、本当に欲しいですね。白井さんご自身でも構いませんが(笑)

> 選手がいっぱいいっぱいなら、少しでも頭を整理させて送り出してほしいんですけどね。

若手に関しては、昨年のLionsがそうでしたが、ベンチが球種、あるいはコースで絞る指示を与えて、それで駄目ならベンチの責任、くらいの割り切りを与えてやって欲しいと思います。

投稿者 HiRO@zetton05 : 2009年08月30日 22:22

Fの2009打線はフロントの長期展望が華開いた結果かな。
Fファンのボクも驚きです。
派手さはないけれど野球の質が非常にいい。
ついでに日本一になった2006メンバーと全く違うものになっているのもいい。
いい意味での新陳代謝が行われている、いいチームだと思います。

9月に入って、いよいよシーズンも終盤ですね!
楽天の浮上もあり、益々「パ」が見逃せません!

投稿者 ちゃばしら : 2009年08月30日 23:13

ちゃば ちゃん

久しぶり!
本当にいいチームやね。そう思う。
フロントにビジョンがあるのは大きいね。日本の今までの球団にはなかった部分。

けど、タマに来て自慢だけして帰るな、バカやろー!(笑)

投稿者 HiRO@zetton05 : 2009年08月30日 23:22

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